6月2日(木)東京八重洲にて開催いたしました「TOC思考プロセス活用セミナー」は、雨にもかかわらず会場は満席の状態で、盛況のうちに終了いたしました。
セミナー受講者からは、下記のようなご感想をいただきました。
「TOC思考プロセス」を活用し、社内に変革を起こしたいと考えていましたが、
いざ実施する段階で、
- どんなことをしたら良いのか?
- どのように進めたら良いか?
- どこから手を付けたら良いか?
と悩んでしまい、今までなかなか上手く使えませんでした。
しかし、今回のセミナーを受講し、
- 問題が出てきたら、いきなり思考プロセスを始めるのではないんだ!
- 思考プロセスは、解決策を出すものではなく、考え方や進め方の
合意を得るものなんだ!- 中期戦略や5ヵ年計画とは、こんな形でリンクさせるんだ!
と、進め方の問題について、納得できました。
【セミナー前半の風景】
講師:飯塚(飯塚革新コンサルティング)
TOCの概念や思考プロセスの概念について、おさらいも含めて再確認してみましょう!
「TOCとは、企業目的達成を阻害する制約条件を集中的に改善するための手法です。」
「TOCには、3つの基本概念があります。」
- 組織には、達成すべきゴール(目的)がある。
- 組織とは、各部分の総計以上のものである。
- 組織の業績は、ごく少数の変数により制約されている。
この概念の基、TOCの導入を進めていくうえで、経営陣から下記のような指摘を受けることがあります。
- 「使ってみたが上手く行かない!」
- 「自社にはTOCは向いていない!」
- 「そんなことをしたら、会社は儲からない!」
「その大きな原因は、パラダイムを変えていないからです。」
世の中は、創業期→高度成長期→効率至上期→第2の創業期→(第2の成長期)と移り変わり、物の見方や考え方が大きく変わってきています。
しかし、ほとんどの製造業では、そのその変化に合わせパラダイムを変えていません。
ここが大きな原因です。・・・・
【セミナー後半の風景】
講師:石田(バリューネットワーク)
「TOC思考プロセス活用上の問題は、セミナーや説明会及び市販されている本の内容が、ツールや道具の説明で終わってしまっているからです。」
「そもそもTOC思考プロセスは、人と組織を対象にした社会的分野の問題解決法であり、重要なのは道具やツールではなく、その内容です。」
「しかし、そこには問題解決の問題が存在します。」
「組織を変えることは、人間の感情に関わるプロセスであるため、感情や人間関係のもつれという攻撃にさらされる」・・・・
そのため、思考プロセスを組織(チーム)で活用するには、リーダーシップやファシリテーションなどのスキルを持った人が重要になります。」・・・・
【夜のTOC(懇親会)】
セミナー終了後は、「有志による情報交換会(懇親会)」が行われました。
異業種の方同士で日頃の問題や悩み、もちろんセミナーで聞いたことへの質問等、昼間のセミナーに負けず劣らず、こちらも盛り上がりをみせました。
今回のセミナー実施により、多くの方がTOCをもっと知りたい・詳しい話を聞きたいと思われていることを、再認識いたしました。
今後も、このようなセミナーを数多く実施して行こうと思っております。
多くの方々にご参加いただき、主催者一同、心より感謝しております。
どうもありがとうございました。