4月9日(土)に「新潟TOC勉強会」が長岡にて開催され、前回に引き続き講演をしてきました。
今回は震災後ということで、参加メンバーの中にも親戚縁者や勤め先及び納入業者などが被災したというお話しを耳にし、胸が痛みました。
しかし、このような状況下でも欠席者は少なく、17名の方(初めて新潟TOC勉強会に参加された方もおられました)が集まり、こんな時だからこそ元気を出して行こうと盛り上がった勉強会となりました。
4月度 新潟TOC勉強会
今回の勉強会では、特別講演として「CCPM概論」をお話しさせていただくと共に、前回時間の都合で十分に話せなかったS-DBRの補足説明をさせていただきました。
<今回のカリキュラム概要>
- S-DBR補足説明
- CCPM概論
- TOCに関するディスカッション
- CCPMソフト紹介(参加メンバーより)
- 次回テーマについて
※ 勉強会終了後には、自由参加による「夜のTOC(懇親会)」も実施されました。
<勉強会風景>
・講演前半の写真です。(話しに熱が入り上着を脱いでしまいました)
S-DBRでは、生産リードタイム+バッファ=出荷バッファとなります・・・
「DBRでは、社内に物理制約があるため「この制約に生産を合わせます。」しかし、社内に物理制約が無く生産能力に対し受注量が少ない場合は、市場が制約となります。
このような場合は、「市場の需要に生産を合わせます。」
この市場に生産を合わせる生産管理方法が「S-DBR」です。・・・
CCPMは、プロジェクトの進捗管理とプロジェクトのマネジメントの2つを合わせたものです。
特に、プロジェクト管理というと進捗管理が議論の中心になりますが、実は、マネジメントの部分が非常に重要になります。プロジェクトのマネジメントには、・・・
などなど、参加メンバーは真剣に耳を傾けていました。
・情報交換とディスカッション風景です。(情報交換では、BMの説明がありました)
BM(CCPM支援ソフト)の使い方について、簡単な操作と表示機能などを説明していただきました。
本格的に使いだすのはこれからということでしたが、リソースの競合排除や負荷済み状況グラフなどを簡単に操作して見せていただき、メンバーからは「ホーッ」という声が上がっていました。
またディスカッションでは、メンバーから多くの質問が出ました。
一例を挙げますと、
- S-DBRでは、リソースのキャパシティを気にしなくて良いのですか?
- 初めてのプロジェクトでは、不確定性が高すぎてβ分布にもならないのでは?
- CCPM導入では、効果的な人事評価制度が必要ですか?
- 管理指標上は悪化してしまう場合の対策は?
- TOCを関係部門にどのように説明・説得・納得させたらよいか?
- CCPMの計画作りで、50%削減の基になる見積もり時間をどのように算出するのか?
などなど、
このような疑問に対し、私やメンバーで意見や感想・体験談などを話しながら、納得感のある情報交換を行いました。
新潟TOC勉強会も徐々にですが、着実にメンバーも増え、活発な意見交換が行われています。この機会に是非、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
次回は、6月11日(土)に「思考プロセス」をテーマに実施する予定です。
詳しい内容につきましては、また別途ご紹介します。
最後に、今回この情報公開が遅くなりましたこと、お詫びいたします。