2011年2月5日(土)、新潟県長岡市にて行われた「新潟TOC勉強会(第3回)」にて講演しました。
新潟TOC勉強会へは初めて参加したのですが、第3回勉強会テーマが「S-DBR」であるというお話を聞き、世の中にあまり文献が無いということもあり、私がお話しすることになりました。
参加メンバーは、新潟地域の企業の方々や地域コンサルタントの方が中心で、当日は16名の方が参加されました。
第3回 新潟TOC勉強会の内容
当日は、新潟TOC勉強会のメンバーであるマコー株式会社様のご厚意により、とてもきれいな会議室をお借りし実施されました。
講演内容は、参加者のTOCに対する知識レベルの違いもあるということでしたので、S-DBRの説明の前にTOC概論とDBRについて説明した後、TOCサプライチェーン・S-DBRについて説明しました。
<当日のカリキュラム> 13:00~17:30
- TOC概論
- DBR
- シミュレーション・ダイスゲーム
- S-DBR事例 (山崎勝雄様)
- S-DBR・TOCサプライチェーン
※ 4.S-DBR事例は、中小企業診断士である山崎勝雄事務所の山崎様が、実際の企業へご提案した内容をご紹介いただきました。
<講演の風景>
・講演開始直後の風景です。(TOCとは?を講義中)
TOC理論が、日本企業でなかなか受け入れられていない原因は、・・・
初めてTOCの講義を受けた人、既にTOCを実践している人、コンサルタントの方など、みなさん真剣に話を聞いてくれました。
・作業改善ゲームの風景です。(作業時間・バラツキ50%削減に取り組み中)
「え~!50%も時間短縮するんですか?」「バラツキも同時にですか!」と、みなさん悩んでいました。
しかし最後には、ほぼ全員が50%の時間短縮と大幅なバラツキ削減に成功し、「なんだ、そんな簡単なことなんだ!いつも言われていることなんだけどな!」と納得していました。
・シミュレーション・ダイスゲームの風景です。(アウトプット増大・仕掛削減・リードタイム短縮を目指す)
昨年発刊された著書「ザ・ベロシティ」に出てきた、ダイスゲームをみんなで体験しました。
ゲームでは、
「本で読んだのと、実際にやってみたのでは、全然理解度が違うな!」
「頭では分かっていると思っていたのに、実際にやってみるとあらためて勉強になるな!」
「やっぱり体験するって、一番理解しやすいよね!」
など、みなさん納得の様子でした。
平準化生産ライン・アンバランスライン・DBRラインの特性をそれぞれ体験したことで、DBRの仕組みを理論から実感に変えた瞬間でした。
このようにして、あっという間に時間は過ぎ勉強会は、盛況のうちに終了しました。
<夜のTOC(懇親会)>
勉強会終了後、有志による懇親会が行われ、ほぼ全員(15名)の方が参加し盛り上がりました。
夜のTOCとは、昼に行ったTOCの活動(研修や実践・講演など)の後に、参加者との交流を更に深めるために行われる「懇親会」のことを指します。
今回は、講演時間内に聞けなかった内容や、今悩んでいる内容などの質問や、今の自分の取り組みなど様々な話で盛り上がり、有意義な時間を過ごさせていただきました。(写真が無いのが残念です)
新潟TOC勉強会について
最後に「新潟TOC勉強会」について、簡単にご紹介します。
<新潟TOC勉強会の目的>
新潟TOC勉強会は、2010年の冬に長岡市内でTOCに関心を寄せる数名が出会い、「会員相互の自己実現を目指すため、TOCを学習しあう環境を提供する」という目的のもと、ボランタリー精神によって運営する勉強会の場として設立されました。
この勉強会は、基本的に年6回(金曜もしくは土曜の夜間)開催されています。
詳しくは、下記事務局へお問い合わせください。
<事務局>
TOC改善企画内 新潟TOC勉強会事務局 担当:佐藤 悟
Tel 050-1318-3643 E-mail info@toc-kaizenkikaku.com
〒940-1146 新潟県長岡市下条町1205番地
※ 今回は「新潟TOC勉強会」で講演することについて、事前にご案内することができませんでしたが、次回からは、開催前にこのホームページにてご案内いたしますので、TOCに興味をお持ちの方は是非ご参加ください。