昨年11月に発売された著書「ザ・ベロシティ」は、みなさん既にお読みでしょうか?

ザ・ベロシティは、『ザ・ゴール』シリーズとして初めてゴールドラット博士が書いたものではなく、株式会社AGIゴールドラット・インスティテュートのメンバーが書いた著書です。

この本は、21世紀版『ザ・ゴール』誕生!とまで書かれていますが、TOCの新しい方法論が載っている訳ではありません。しかし、TOC導入を考えている企業のみなさんにとっては、非常に興味深い内容ではないでしょうか?

ザ・ベロシティに書かれているストーリーは、TOC導入に対し「変化への抵抗(6階層)」を乗り越えて行く物語です。このストーリーに書かれている内容は、日本の企業でTOCを導入しようとすると必ずと言ってよいくらい発生します。

私は過去、TOC導入に当たりこのような変化への抵抗を数多く経験し、乗り越えてきました。

そして、従来の考え方を変えるための道具として、この物語の中に出てくる「サイコロゲーム」は、TOCのコンサルタントが全体最適の仕組みを理解してもらい、ザ・ベロシティでいう「ムダ(保護能力)をあえて残す」必要性を感じてもらうために、よく使っているものです。

2011年の飯塚革新コンサルティングは、企業の皆様方に「変化への抵抗の乗り越え方」や「TOCの考え方」及び、「改善の進め方」などをより分かりやすく伝えるため、戦略的な思考プロセスの使い方や、サイコロゲームのような新しい理論を実際に体験できるシミュレーションモデルを使った研修・セミナーなどを充実させて行きます。

今年も飯塚革新コンサルティングは、変革を進める企業の皆様の良きパートナーとして、共に歩み、共に成長し続けるTOCコンサルティングファームとして頑張って行きます。

2011年
飯塚革新コンサルティング 代表 飯塚 昇